ルイナールと京都国際写真祭
2013年に始動した伝統と文化の街 京都を舞台に開催される
日本では数少ない国際写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。
京都市内の歴史的建造物や近代建築の施設を会場に、
日本および海外の作品や貴重な写真コレクションを展示。
世界最古のシャンパーニュ・メゾン ルイナールは2016年より参加。
2021年には、Ruinart Japan Awardが新設された。
Ruinart Japan Award
ルイナールが1861年に日本と確立した長く有意義な関係(日本への最初の出荷記録)と、
KYOTOGRAPHIEとのパートナーシップを称え 新たに創設した、ポートフォリオレビュー受賞者を対象にしたAward。
受賞者は、ルイナールが運営するアーティスト・イン・レジデンスのプログラムに招聘され、
フランス・シャンパーニュ地方にあるルイナールのメゾンに滞在し、
その体験を基に新しい写真作品シリーズを制作する。
その作品は、翌年以降のKYOTOGRAPHIEのメインプログラムの一つとして展示される。
鷹巣 由佳 Yuka Takasu
愛知県生まれ。グラフィックデザイナー。ヨーロッパとアジアを中心に、旅と日常の境界線や言葉にできない何かを様々な視点で表現を試み、紙を中心に布やアクリルなど様々な素材を用い、AI等の身近な先端技術と、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作をしている。
第55回富士フイルムフォトコンテストフォトブック部門審査員特別賞など受賞。デザイン事務所 211design-meme-主宰。撮ったあとの楽しみかた「写真にまつわるエトセトラ」講師。
写真集として『kiitos』(2014)、『NEW ANGLE PHOTOGRAPHY』(2015年)『◯(maru/circular)』(2016)『KIASMA』(2017)『Omonpacal』(2018)『mille-pèlerille,YELLOW PAGES、RED PAGES,BLUE PAGES』(2019)『GREEN PAGES』(2020)『WHITE PAGES』(2021)などがあり、世界各国のアートブックフェアで販売・展開している。
Kyotographie会期中、ルイナールは y gion 4階にて鷹巣由佳の作品を展示。
また展示スペースの一角では、期間限定でグラスシャンパーニュを楽しめるRUINART BARを展開。
この機会にぜひお立ち寄りください。
Ruinart x Yuka Takasu Exhibition
※4/13、4/20、4/27の水曜日は休館日
〒605-0086 京都市東山区弁財天町19MAP
今年の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022」では、Ruinart Japan Awardの第1回目受賞者である鷹巣由佳の作品を展示する。
2021年晩秋、鷹巣由佳はルイナールが行う「アート・レジデンシープログラム」に招聘され、フランスのパリ・ランスを訪問。現地では、防護服を着た観光客を目の当たりにし、感染症による事態の深刻さを実感した。様々なことを一層新鮮に感じるとともに、音や湿度、匂いとの重要性を再確認し、ランスではルイナールが所有する葡萄畑とカーヴで様々なインスピレーションを受け、このたび初のお披露目となる「Unexpected expectations(予期せぬ予期)」を完成させた。本作品は、「多くのチェキを使用した街並みの融合」「Google Photosを使用したカラーウォール」「mirage glareの透明感のある立体アクリル作品」「カーヴの中のような没入感のある展示」「メゾン ルイナールを独自の視点で描いた作品」の5つのシリーズで構成。独自の視点で切り取った一瞬を、生き生きとした色づかいでユニークに表現している。さらに会場では、今回版の新作カラーブックや今までのアートブックも展示する。