GLENMORANGIE SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

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グレンモーレンジィを読んで愉しむ

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冬に楽しみたいグレンモーレンジィのスペシャルカクテル

チョコレートとオレンジの果皮が入ったアールグレイティーの香り、さらにグレンモーレンジィの繊細な香りと味わいを生かして、バランスの良い完璧なハーモニーを奏でる特別なカクテル「ポイトテーハ」。このカクテルを考案したのは、グレンモーレンジィをこよなく愛するがゆえに「モーレンジィ姫」と呼ばれる名バーテンダー、東京・西麻布のBar Dealan-Dé(バー ディランジ)の保志綾さんです。今回は、保志さんをゲストに迎え、MHD モエ ヘネシー ディアジオのシングルモルトアンバサダー、ボブことロバート・ストックウェルと共に「ポイトテーハ」の作り方をご紹介します。

グレンモーレンジィの特徴を生かした特別なカクテル「ポイトテーハ」

ロバート・ストックウェル(以下、ボブ):さて、今回はゲストをお招きしています、モーレンジィ姫ことBar Dealan-Déのバーテンダー、保志綾さんです。綾さんには、特別なグレンモーレンジィのカクテル『ポイトテーハ』を作っていただきます。

保志さん:さっそく材料を見てみましょう。

保志さん:最後にお菓子によく使われている「カカオパウダー」も仕上げに使いますので、こちらもご用意をお願いします。

ポイトテーハの作り方

保志さん:まずはシェーカーを開けて、グレンモーレンジィ オリジナル(45ml)を注いでいきます。
次にモーツアルト チョコレートリキュール(10ml)を注ぎます。

ここでポイントですが、材料は1~5の順番で注ぐのがおすすめです。順番通りにしないと分離してしまう可能性があるので注意してください。

次はアールグレイティーを注いでいきます。私は、オレンジの果皮や花びらを使用したフローラルな茶葉のアールグレイティーを使用しています。

ボブ:グレンモーレンジィらしいフレーバーが出てきそうですね。こちらも少しで良いですか?

保志さん:アールグレイティーは少し多めの15mlでお願いします。注いだら次は、豆乳です。先ほどのチョコレートリキュールと同じくらいの10mlを入れてください。
入れ終わったら最後にメープルシロップ(5ml)を注いでいきます。メープルは、できればプレミアムなグレードAのものを使うことをおすすめします。

ボブ:良いカクテルには、良い材料を使うということですね!

保志さん:そうですね。味を壊さないためにも良い材料を使うのが美味しくつくるポイントです。良いものを使ってください!

材料を全部入れたらシェーカーに氷を入れてシェイクしていきます。

では、シェーカーのフタを閉めます。上の蓋は一度外してから閉め直します。そうしたら振っていきましょう!

保志さん:シェイクし終わったら、このように蓋に手を添えてグラスに注いでいきます。

ポイトテーハの仕上げ

保志さん:そして、仕上げですが、ボブさんにはこちらをご用意しました

ボブ:これはカドボールストーンの型ですね

※カドボールストーン・・・蒸溜所の近くにある遺跡。グレンモーレンジィのシンボルともいえる“シグネットマーク”のもとになっている。

保志さん:そうです、こちらをグラスの上に載せて、ココアパウダーを茶漉しでまぶしていきます。(このように茶漉しをスプーンで軽くトントンと叩いて)振りかけてください。

保志さん:型を取ると、カドボールストーンの柄が浮き上がってきます。これで『ポイトテーハ』の完成です。

ボブ:素晴らしい!皆さん、いかがでしょうか?

ポイトテーハの誕生

ポイトテーハは、チョコレートの風味に加えて、グレンモーレンジィのバニラ、アールグレイティーの風味がうまく調和して、角がないまとまった味わいの、『ポイトテーハ』。この名前にはどんな由来があるのでしょうか。

「ゲール語で、「ティーポット」という意味です。グレンモーレンジィ蒸留所のビル・ラムズデン博士に命名していただきました。実はボブさんにこのレシピに合う名前を相談したところ、このカクテル名をいただけました。」(保志さん)

そんなポイトテーハは材料にも一つ一つこだわりが。
そのこだわりも聞いてみました。

「グレンモーレンジィはとても繊細なウイスキーで、とてもエレガントで飲みやすい。だからこそ、カクテルにするとグレンモーレンジィ本来の味わいが消えやすくなることもあります。グレンモーレンジィの味わいを引き立てるように構成したレシピなのです。」(保志さん)

『ポイトテーハ』の魅力のひとつは、何といってもバランスの良さ。 材料を一見すると少し甘い感じがあるのかと思ってしまいますが、実際に飲んでみると全然そんなことはない。エレガントで品の良い甘さがあって、グレンモーレンジィ由来の甘さをそのまま活かされている。

「特にアールグレイティーに使った、オレンジの果皮や花の花びらが入った紅茶をセレクトしたり、植物性のミルクである豆乳を使っているところもポイントです。グレンモーレンジィの味わいを活かしたいという思いで材料を選びました。」(保志さん)

保志さんとグレンモーレンジィの出会い

グレンモーレンジィへの想いを沢山語って下さった保志 綾さん。そんな保志さんとグレンモーレンジィとの出会いも話してくれました。

「実は私はもともとお酒に弱く、ウイスキーも飲めなかったのです。当時20歳くらいでしたが、そんなある日、とあるセミナーに参加した時に、グレンモーレンジィのビル・ラムズデン博士が講師をされていたのです。そのセミナーはアイラモルトのアードベッグのセミナーでしたが、マスターブレンダーであるビル博士にグレンモーレンジィのことを教えていただいて試してみたところ、「これだったら飲める!」と思ったんです。そうした出会いがあり、私が初めて飲めるようになったウイスキーがグレンモーレンジィだったというわけです。」
グレンモーレンジィをこよなく愛し、いつの間にか“モーレンジィ姫”とまで呼ばれるようになった保志さん。
グレンモーレンジィの美味しさを最大限に引き出した「ポイトテーハ」で、スランジヴァー!

店舗情報

Bar Dealan-Dé(バー ディランジ)
東京都港区西麻布3-13-20 HIDEビル3F
Tel 03-6432-9824

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