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TALENTS 03
Yoshie Murata
ロジスティクス(物流)は
MHDのビジネスに欠かせない要素
適切なタイミングで商品をお届けする
という使命があります。
村田 芳絵 オペレーションズ
ヘッド オブ オペレーションズ
- 入社のきっかけは?
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システム部門の業務委託スタッフから社員に
私はいわゆる就職氷河期世代ですが、学生時代は自分のやりたいことをクリアに認識できていませんでした。そのためまずは就職説明会で印象の良かった地元の企業に入社。そこで7年弱システムエンジニアとして経験を積んだ後、ITアウトソーシング企業に転職し、MHDの前身であるジャーディン ワインズ アンド スピリッツ株式会社に常駐することに。業務委託の1スタッフとして、約4年間システム部門のお仕事に携わらせていただきました。その後、当時の上司から「システム部の社員としてやってみませんか」とお声がけいただき、社員に登用していただきました。
お酒に強くなかった私がMHDの商品を知ったのは、最初に勤めた会社の上司からモエ・エ・シャンドンのハーフボトルをいただいた時です。当時は上司にバレンタインデーのチョコレートを贈る慣習があり、そのお返しとして受け取ったものですが、その後美容室で手にした女性誌の誌面に同じボトルのすてきな写真を見つけた瞬間、「いただきもののかわいいお酒」が「あこがれのお酒」に変わりました。その時の印象が強かっただけに、常駐が決まった時は素直に喜んだのを覚えています。
- 仕事内容は?
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国内配送と品質管理、2つのセクションのマネジャーを兼務
現在オペレーションズ部門で、国内の物流を手がける「ロジスティクス/ウェアハウスオペレーションズ」と、商品の品質管理を担う「クオリティコントロール」の2つのセクションをマネジャーとして担当しています。
注:オペレーション部門は、①会社が打ち出す販売計画に基づいて輸入を行い、在庫管理をする「ディマンドプランニング(DMP)」、②一般のお客様から受注を取る「カスタマーサービス」、③「ロジスティクス/ウェアハウスオペレーションズ」、④「クオリティコントロール」の4つの機能があります。
「ロジスティクス/ウェアハウスオペレーションズ」の業務には、「ロジスティクス(物流)」と「ウェアハウスオペレーション(倉庫管理)」の2つの柱があります。「ロジスティクス」の主な役割は、カスタマーサービスが受注した商品を、お客様のお手元へと届けること。一方、「ウェアハウスオペレーション」は、国内にある3つの委託倉庫(東京・大阪・川崎)の運用管理を主に手がけています。物流費の管理なども重要な任務です。
「クオリティコントロール」業務では、主に、輸入通関に必要な書類(商品規格書等)の準備、食品表示法他国内法に準拠した食品表示(商品バックラベル)の作成と管理、不良品の早期発見と改善、顧客クレームの分析とメゾン(生産者や醸造者)への報告および改善要求などを行っています。
MHDは輸入販売会社なので、マーケティングが最前線で商品のブランドイメージを確立し、その先で営業員がお客様との交渉を担当、ぞれぞれの活動が実を結んだ結果、受注という形でオペレーションズという部門に下りてきます。お客様から受注した商品を、お客様が指定された日時に間違いのない形でお届けするのが私たちの仕事です。たとえば、あるお客様が、モエ・エ・シャンドンを発注されたとします。それをお届けするのに、午前中納品指定の場合と17時以降納品指定の場合とでは、利用する運送会社が異なる場合があります。また、配送の質にも目を配らなければなりません。ドライバーさんにしてみれば、紙類の一箱もお酒の一箱も託された商品の1つにすぎませんが、モエ・エ・シャンドンは割れ物であり、ラベルや箱の小さな傷であっても返品対象になり得ます。適切なサービスを選ぶのはもちろんですが、倉庫会社さんを通じ、配送を担う方々にMHDの商品の価値を周知することも、ラストワンマイルを担う私たちの重要な役割ではないかと考えています。
- 入社からこれまでの経緯
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情報システム担当から、国内配送を担う部署のマネジャーに
社員としての入社後5年ほど、ビジネスインフォメーションシステムズという部門でビジネスアプリケーションの運用管理を担当し、主に基幹システムの大規模変更プロジェクト、倉庫会社変更プロジェクトを手がけていました。倉庫会社変更プロジェクトにシステム部門として参加したことが、現職への異動のきっかけですね。その後新倉庫立ち上げに際し、「ロジスティクス/ウェアハウスオペレーションズ」のマネジャーに着任。以降、倉庫オペレーションおよび国内配送のサービスレベル維持・向上に取り組みました。また、出荷時にすべての箱をスキャンし、「どの箱がお客様に納品されたのか」という情報を記録できる仕組みを新たに構築したり、ドライバー不足や労働環境改善にも取り組み、必要に応じて新たな配送サービススタンダードを検討・導入してきました。数年前には「クオリティコントロール」のマネジャーに着任し、業務範囲も拡大しました。また、海外派遣の機会にも恵まれ、2018年2月にはシンガポールのオフィスに1か月間滞在。そこで学んだアジアのサプライチェーンチームの調達、販売、消費など一連の流れのノウハウは、現在の業務にも活かされています。
- 仕事のやりがいは?
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MHDの商品を求めている方に適切なタイミングでお届けできること
ロジスティクスはMHDのビジネスにとって重要で欠かせない要素ですから、やりがいを感じる機会はたくさんあります。現在の倉庫で初の出荷を行った日、深夜までかけて出荷作業に立ち会い、すべての出荷品が運送会社への荷渡し場に並んだことを見届けた時の感動は、今でも忘れられない思い出となっています。それが私の物流担当としての初めの一歩であり、「物流っておもしろい!」と感じた瞬間でもありました。
やりがいがある一方で、プレッシャーもあります。MHDの商品は東京、大阪の2つの都市から全国に発送されますが、GWやお盆、年末年始など物流が集中する時期は、状況の予測と早めの対応が不可欠。それでも天候不良や災害などによる遅配は避けようがなく、不安な日々を過ごすことも少なくありません。そのような厳しい状況下でも、商品を適切なタイミングでお届けできた時は、達成感を覚えます。とくに自分の目で商品の陳列を確認できた瞬間の感動は、筆舌につくしがたいものがあります。商品に対する思い入れが大きい分、たとえ1本であっても、途中で破損してしまったら悲しいですし、最終的な目的地までお届けできればホッとします。近所のお店や百貨店、食事に行ったレストランでMHDのボトルを見るだけで、喜びを感じることも。私たちが配送する商品の先には、それを飲むことを楽しみにしている消費者の方がいます。私たちが尽力することで飲む人を笑顔にできると思えば、多少の苦難は吹き飛びますね。
- 将来の展望
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ブランド価値の保持と環境保護の観点から、新しい物流サービスの構築を目指したい
直近の展望は、新しい物流サービスの構築です。MHDのビジネスは、対ビジネス顧客のB to Bが基本。一般の消費者の方に直接お届けするB to Cの分野はまだまだ未開拓部分が多いです。今後はECにも焦点をあて、B to Bでは求められなかったサービスレベルに挑んでいく予定です。どこの企業も通販の物流には多くの課題を抱えていますが、MHDも例にもれません。ブランド価値の保持は絶対条件、しかしサスティナビリティへのこだわりも譲れないとなると、梱包資材やその手法はおのずと限られてきます。こうした課題に対し、限られた予算で最善の策を導くことが私たちに与えられた使命。自分たちの意見を反映できるチャンスでもあるので、楽しみながら取り組んでいきたいです。
あとは、マネジャーとしての成長と、メンバーの多様性を生かした色鮮やかなチームを作っていくこと。ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの実現に向けた会社の活動にはとても共感しているので、マネジャーとして、どんな人でも活躍できる場を作っていきたいと思います。
- 応募者へのメッセージ
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MHDで働く魅力は、キャリアアップに対し、人事スタッフが手厚くサポートしてくれる点にあると思います。入社早期からさまざまな業務を経験できるので、出会ったもの一つひとつに真剣に向き合ってみて、人生の可能性を広げてほしいですね。そして、いくつかの部署を経験するなかで、私たちオペレーションズのようなバックオフィスにも興味を持っていただければとてもうれしいです。
仕事をするうえで大切なのは、好奇心だと思います。「MHDの商品が好き」「ブランドビジネスに興味あり」「外資系で働きたい」などきっかけはさまざまだと思いますが、仕事との出会いも一期一会。“チャンスを与えられた時、どれだけ前向きに取り組めるか”がその方の活躍の場を広げることにつながると思います。そういうとき“今”に好奇心を持てて楽しめる人はとても強いです。皆さんとMHDとの出会いが素晴らしいチャンスになることを願っています。